最近話題になっているMLBの新ルール”守備シフト禁止”。
今、野球はWBC日本代表の活躍により、一層注目が集まっているスポーツですね。
WBCでは、MLBでプレーする日本選手たちの活躍が際立っていたことから、
今シーズンからMLB観戦を開始した方も多くいるのではないでしょうか。
中継やスポーツニュースを見ていると
「今シーズンから、守備シフトが禁止になっています〜」と聞いて
疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
当記事では、話題の”守備シフト禁止”について解説します。
記事を読むことにより、”守備シフト禁止”について理解することができ、
MLB観戦をより楽しむことができるようになりますので、是非読んでみてください。
- 守備シフト禁止のルール内容
- 守備シフト禁止でMLBの野球がどう変わるか
- 大谷翔平選手への影響
もう一つ話題のMLB新ルール”ピッチクロック”についての解説はこちら
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MLBの抱える課題
野球発祥の地であるアメリカに存在する世界最高峰のプロ野球リーグであるMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)。
MLBは、もちろんアメリカでは大人気!!と言いたいところですが、
他の人気スポーツと比較するとそうとも言い切れない部分があるそうです。
その原因の1つとして、
極端な守備位置の変更をする”シフト”が野球を大味にしていることが挙げられます。
2010年頃から流行し始めた”シフト”により、大谷翔平選手のような左の強打者が打席に立つ際に、内野手が極端に右に寄る光景は今や当たり前になっています。
これにより、打者はゴロでのアウト確率が上がります。
それならば「上を超えていこう!!」というのが打者心理。
フライ性の打球でヒットを狙うことになります。
これにより、三振かホームランかといった野球になります。
この問題に対応するために今シーズンより、新ルール”守備シフト禁止”が導入されることになりました。
もう一つの原因とされている試合時間の長さに対応するためのMLB新ルール”ピッチクロック”についての解説はこちら
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守備シフト禁止で何が変わる!?
”守備シフト禁止”とは、打者の特徴に合わせて、守備位置を極端に変更することを規制するルールです。
具体的には、2塁ベースを境に左右に2人ずつ内野手を配置すること。内野手は内野のダート部分に両足を置いておくことが決められました。
これにより、極端な”シフト”ができなくなります。
内野手の守備位置は2塁ベースを境に左右に2人ずつ
守備シフト禁止の効果
”守備シフト禁止”の効果として、守備力の重要性が増すことが挙げられます。
”シフト”では、打球の飛んでくる確率が高い位置に野手を配置しているため、1人あたりの守備範囲が狭くなり、正面の打球を処理する機会が多くなっていました。
これが本来の定位置を守るようになると求められる守備範囲が広がることになります。
これにより、身体能力の高いMLB選手たちのビッグプレーが増え、野球の魅力が増すのではないでしょうか。
これまでより、選手の守備力が評価されることになると思います。
次に、インフィールドのヒット確率上昇が挙げられます。
Baseball Savantのデータによると、”シフト”使用率の上昇に伴ってBABIP(グラウンド内に飛んだ打球が安打になる率)が下がる傾向にありことがわかります。
このデータに基づくと”守備シフト禁止”は、安打率の上昇に繋がることになります。
この他に、私の意見ですが、試合時間の短縮にも繋がるのではないかと思います。
”シフト”のための移動時間は、回数が多くなると試合時間への影響も出ると考えます。
MLBの求める試合時間の短縮に寄与するのではないでしょうか。
守備力の重要性が増す
ヒット確率の上昇
大谷翔平選手への影響
気になるのは、日本いや世界の注目の的である大谷翔平選手への影響。
データによると、2022年シーズンに”シフト”にハマってしまいヒットを阻まれた数が1番多い選手は大谷翔平選手!!こんなところでも1番になっていたのですね!
逆に、”シフト”のおかげでヒットになった本数は14本あるのだとか・・・
しかし、差し引きプラス10本と考えると2023年シーズンの大谷翔平選手の打率上昇を期待してしまいますね!
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最後に
今回は、MLBで新しく導入された”守備シフト禁止”について解説しました。
日本のプロ野球(NPB)では、あまり極端なシフトが取られることはありませんが、”シフト”率が約35%もあるMLBにとってはかなり大きな影響を与えそうですね。
また、トッププレーヤーのビッグプレーに期待が高まります。
あ!でも、大谷さんと吉田さんが打った時にはしないでねって感じです(笑)
今回の新ルール”守備シフト禁止”により、MLBの魅力が一層増していくことを願います。
それではまた!