雑談

【読書】老人ホテル (著)原田ひ香

老人ホテル 原田ひ香

いつもエムヒデブログを
お読みいただきありがとうございます!

【読書】のコーナーでは、
私が読んだ本について紹介します。

あ!
私は、月に何冊も読了してます!というような
いわゆる読書家ではないことを先にお断りしておきます。

雑談カテゴリーで
ゆる〜く語っていきますね!

私でも読めた本ということは
=読みやすい本ということです!

スキマ時間に読書したいけど
読みやすくて良い本ないかな〜?と
思っている方のお役に立てたら良いなと思っています♪

ぜひ参考にしてください!

それでは、よろしくお願いします。

今回紹介する本はこちらです!!
 ↓↓↓

作品名:老人ホテル
作 者:原田ひ香

本のタイトル:老人ホテル

今回、私の読んだ本は”老人ホテル”です。

2023年、最初に読み切った本です。

2月時点で読み終えました。 ←私が2月時点で1冊読めたことは珍しい

”老人ホテル”は、
2022年10月19日に発売開始された
作家 原田ひ香さんの作品です。

様々な話題に触れている本作品は
あらゆる視点で楽しむことができます。

あえて1つ主題を挙げるとすると
”お金”になると思います。

作者:原田ひ香

人気の作家さんですね!

原田ひ香さんの代表作には、
テレビドラマ化もされた”三千円の使いかた”があります。

”三千円の使いかた”を通して、
さまざまな状況に置かれた登場人物のお金の価値観が描かれていました。

固定費を削減して、余剰金で投資をするという点が
現代の流れとマッチしていました。

今回紹介する
”老人ホテル”でもわかるように
原田ひ香さんは社会の世相に合った内容の本を書かれています。

あらすじ(ネタバレなし)

主人公は
清掃員としてホテルに勤務する20代の若い女性 天使(エンジェル)

このホテルのワンフロアには長期滞在の老人たちが複数いる

このことから「老人ホテル」という呼び名が付けられている

なぜ、天使はこのホテルに勤めているのか・・・?

それは老人ホテルに住む光子(ミツコ)という老女に近づくためであった

彼女に会って
「お金持ちになる方法」を聞くため・・・

この本には多くのストーリーがある

そのストーリーすべてが
現在の社会問題に迫っている

天使の壮絶な過去やホテルに住む老人たちの人生を通して
ネグレクト、生活保護のグレー受給や
不動産投資など様々な話題に触れている

そして
望み通り光子に出会い近づくことのできた天使

2人のやり取りを通じて
お金との向き合い方を読者に伝えていく・・・

感想

私は
前述している原田ひ香さんの代表作”三千円の使いかた”も
昨年読むことができました。

読書の習慣がない私が立て続けに本を読むことができたのは
「原田ひ香さんの作品が面白いから」これに尽きます。

原田ひ香さんの魅力

作品の感想の前に
原田ひ香さん作品を2作読んで感じたことを書かせてもらいます。

原田ひ香さんの描写表現は実に秀逸です。

細部まで読み手に伝わってきます。
読み手の相性のようなものもあるかもしれませんが、
少なくとも私には合っていると感じます。

「あぁそれわかるー!」という
庶民感覚まで繊細に表現されています。

そのため、読み進めていくと
どんどんとその世界に引き込まれていきます。

老人ホテルを読んで

”老人ホテル”は本編において
社会的な話題に広く触れられているため
読むことで私自身の世界観が広がりました。

読書の醍醐味ともいえる
楽しみながら”自分の見識を広げる”ことができます。

この本の主題は”お金”の話だと私は感じていますが、
お金についての詳細な話は終盤1/4あたりから急ピッチで進んでいきます。

その中に
正社員の利点、固定費の削減や余剰資金でのインデックス投資
更には不動産投資と多くの内容が書かれています。


”三千円の使いかた”を読んでいた私は
固定費のことやインデックス投資については
スッと入って来る感じがありましたが、

不動産投資の部分は
あまり知らない未知の領域であるため
「もう少し、詳しい解説があればありがたい」と思いました。

が!この本をキッカケに興味が湧いたなら
「それ専門の本を手に取れ」ということだと自己解釈しました。


話を戻して・・・

終盤1/4から主題に入っていくのは少々遅いのでは?と思われるかもしれませんが、

そこに至るまでの主人公 天使のストーリーが濃く描かれているからこそ
”お金”の話も読み手に入りやすくなっています。

そのため
主題が終盤1/4に詰め込まれても全く読み苦しくはなかったです。
むしろ、ギュッと詰まってて良いというメリットですね。

今回この”老人ホテル”を
1つの小説という前提で読み始めた私は大変に楽しめました♪

実は、既に原田ひ香さんの別作品を読み進めています・・・


ただ”三千円の使いかた”のように
お金にまつわる話が最初からどんどん入ってくるような
マネー本に近い前提で読み進める方には消化不良の内容になるかもしれません。

よって、
これから読まれる方は私のように
小説を楽しむ前提で読んでください!

小説を楽しむ感覚で
社会の話題にも”お金”の話にも
触れることができる”老人ホテル”はおすすめの作品です!!

最後に・・・
消えかかったロウソクの火のようだった
私の読書魂に火をつけてくれた原田ひ香さんには
感謝、感謝であります

それではまた!

今回おすすめした老人ホテル(原田ひ香)はこちら!!
 ↓↓↓